360度評価とは
360度評価とは
360度評価とは、上司だけでなく、同僚・部下・他部署・場合によっては顧客など、複数の立場の人から評価を集める人事評価のことです。
通常の評価は、
上司 → 部下を評価
が中心ですが、360度評価は、
上司・同僚・部下・関係者 → 本人を多面的に評価
します。
主にこういうものです。
上司から見えない部分が見えることです。
例えば、上司には良く見えていても、同僚や部下からは「仕事を押し付ける人」と見られている可能性があります。逆に、上司には目立たないけど、周囲をかなり支えている人も見つかります。
人気投票になりやすいです。
厳しいことを言う人や、指摘する立場の人が低く評価されることもあります。また、評価者が遠慮して本音を書かないこともあります。
360度評価は、その人を周囲から立体的に見る評価方法です。
ただし、給与や昇進を決める材料として使うより、本人の成長・改善点を知るために使う方が向いています。
みんなやってるの?
全員ではないです。 ただし、大企業・管理職層向けではかなり使われています。
日本企業の調査では、360度評価/360度フィードバックの導入率は調査によって差がありますが、たとえばリクルートマネジメントソリューションズの2020年調査では31.4%の企業が導入済みでした。別の2025年調査では、全体の4割強が導入しているとされています。(リクルートMS)
感覚としてはこうです。
| 会社の種類 | 360度評価の有無 |
|---|---|
| 大企業 | やってることが多い |
| 外資・人材開発に力を入れる会社 | わりと多い |
| 中小企業 | まだ少なめ |
| 昔ながらの会社 | 上司評価だけのことも多い |
| エンジニア組織 | 目標評価・1on1・ピアレビューと混ざってることがある |
特に使われやすいのは、管理職・リーダー候補・マネージャー評価です。 一般社員全員にガッツリやる会社もありますが、全社で毎年きっちりやる会社ばかりではありません。
要するに、
珍しくはないけど、全企業の標準とまでは言えない
くらいです。 人事制度が整っている会社ほど導入されやすいです。
世界だと?
世界でも、「みんなやってる」とまでは言えません。 ただし、大企業・外資・グローバル企業・管理職育成ではかなり一般的です。
特に有名なのは、Fortune 500企業の85%以上が360度フィードバックを使っているという数字です。ただしこれは主にリーダー育成・管理職開発の文脈で、全社員の給与評価にそのまま使っているという意味ではありません。(フォーブス)
| 地域・企業タイプ | 普及感 |
|---|---|
| アメリカ大企業 | かなり多い |
| 欧州大企業 | 多い |
| 外資系・多国籍企業 | 多い |
| スタートアップ | 会社による。ピアレビュー文化があるところは多い |
| アジア企業 | 増えているが、国・企業文化で差が大きい |
| 中小企業 | まだ限定的 |
SHRMも、360度フィードバックは経営層・管理職・新任リーダーの育成ツールとして使われることが多いと説明しています。(SHRM) CIPDも、複数の評価者からのフィードバックは有効になり得る一方、運用次第で効果が変わると整理しています。(CIPD)
要するに、
世界の大企業では珍しくない。 でも全社員評価の標準装備というより、管理職・リーダー向けの育成ツールとして普及している。
という感じです。
※AIの回答は必ずしも正しいとは限りません